現在、困難のある子どもの状況は日々、変化しています。2022年4月27日には、文部科学省から「特別支援学級及び通級による指導の適切な運用について」という通知がありました。また、2022年9月9日には、障害者権利条約に基づいて、国連より総括所見・改善勧告がありました。しかし、通知にも勧告にも子どもの姿や、発達援助職の実践は描かれていません。今回は、2名の実践者の報告をもとに、特別支援教育とインクルーシブ教育について考えます。
今回は、zoomを用いてのオンライン開催となります。途中参加、途中退席も可能です。
●日時12月27日㈮
13:30 はじめのあいさつ(企画趣旨等) 加茂勇さん(世話人 新潟 小学校)
13:35 小学校の実践 石垣雅也さん(滋賀 小学校)
14:20 質疑、検討と各地の特別支援教育の現在の情報交換
15:00 休憩
15:10 高校の実践 大澤信哉さん(北海道 高校)
15:55 質疑、検討
16:20 日本におけるインクルーシブ教育の課題と実際
窪島務さん(世話人 SKCキッズカレッジ 滋賀大学名誉教授)
17:00 おわりのあいさつ 小池雄逸さん(世話人 東京 小学校)
「発達障害と教育」部会は、主にLD、AD/HD、自閉症スペクトラム障害、軽度知的障害、情緒障害などの困難をもつ子どもたち(グレーゾーンを含む)の教育実践を対象として運営してきました。今回は東京と関西からの報告を交えて、子どものかかえる困難の意味や生きづらさ、家族や援助者の苦悩への理解を深めるとともに、子ども理解を軸に据えた成長・発達援助と学習指導の在り方を探ります。
その際、子どもの困難を、心理・生物学的問題あるいは社会・文化的問題に還元するのではなく、両者を視野に入れつつ「ケース(事例)」に即して考えることを大切にします。そして、子ども・が困難をもちつつ「自己」を築いていく過程、実践のあり方を明らかにしていきたいと思います。
小・中学校の通常学級、固定制障害児学級、通級指導教室、高校や特別支援学校、地域のサポート機関などで実践している教師、保護者、医療・福祉関係者、スクールカウンセラーなどの参加をお待ちしています。
参加費は、教育科学研究会会員 無料
非会員 500円
今回の参加を機に会員になっていただける方は、無料のチケットを選択することができます。
申し込み後、zoomのIDとパスコードを送らせていただきます。
https://peatix.com/event/4230554
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