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2024年10月

2024年10月31日 (木)

多摩「教育」読者の会11月例会のご案内

10月例会の参加者は、久々の参加者を5名で、参加者の近況の中から教育を考える作業が中心を占め、私学における宗教教育のあり方などにも話が及びました。

特集1に関連して、生源寺論文が言及しているように、教師の教育内容・方法の自由を行使しようとすると学習指導要領に照らして「不適切」とされてしまうような学習指導要領体制の現実におけるあり方が検討されました。高等教育機関には学習指導要領はありませんが、国家資格の取得を目的とした専修学校では、国家資格に即した教育課程とそれに即した教科書があり、教育内容・教材選定の余地がほとんどないことが紹介されました。国家資格取得率といった数値による競争と目標管理が行われる環境は、進学実績という数値に左右されがちな高等学校との共通点が見だされるといった指摘もありました。大学入試問題は確かに高等学校学習指導要領に即したかたちで作成されています。しかし大学入試を頂点とする受験競争を、子安論文が言及している教科書の広域採択制や日常の授業実践における学習指導要領の制約と同一次元で「学習指導要領体制」の表れとみるかどうかは検討の余地がありそうです。ただし、大学入試における推薦入試枠が拡大している今日、それを理由として高等学校では定期試験や教育内容・進度の共通化が図られているといった指摘もあり、「学習指導要領体制」なるものを多面的にとらえることが大切でしょう。

特集2については、藤原論文で紹介されている「森の時間」・「環境学」・スタディツアーといった実践を高く評価する意見が出されました。学校制度基準としての学習指導要領が定める教科・科目の枠を超えるかたちで設定される教育活動は、教師の専門性の蓄積という点で課題が残るものの、学習指導要領体制をのりこえる教育内容・方法の自由を行使できる機会でもあります。

他方で、SDGsは今日、子どもたちにとっては「学校が語るお題目」として受け止められるようになっている(がゆえに危機感を内面に持つにいたらず、主体的に取り組む対象になっていない)のではないかといった指摘が出されました。また、政策主導者や政権与党が声高に語るものとなっており、SDGsに言及することで地球上の自然的社会的環境を考えているかのような免罪符を与えることになっているのではないか、とかいった指摘もありました。SDGsは必ずしも環境問題だけを扱っているわけではありませんが、環境教育における論争状況などから考えるヒントをいろいろもらえることがありそうです。

 

 11月例会は以下のとおり行います。12月例会も第4木曜(26日)を予定していますが、

1月例会は第5木曜(30日)となる予定です。

 

日時:1128日(木) 18:0020:00

会場:一橋大学第一研究館1F小集会室

   https://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/campus/index.html 

   建物配置図の18番です。12番の図書館(時計台)正面からアクセスしてください。

テキスト:『教育』202411月号

(特集「学校の『男性性』を問う」「先生が学校を休むとき」)

    

 事前の出席連絡は不要ですので、ご都合がつく方は気軽にご参加ください。

2024年10月30日 (水)

青少年立ち直り体験交流会のお知らせ

会員の方から情報提供がありました。

 

令和6年度第2回埼玉県青少年立ち直り体験交流会

「子どもの問題行動の背景に何があるのか

 ~愛着と発達の関係から考える~」

 

日時:2024年11月24日(日)  13:30~16:30

会場:鴻巣市市民活動センター 会議室A (JR高崎線鴻巣駅東口より徒歩6分)

内容:第1部 講演 橋本和明さん(国際医療福祉大学教授)

   第2部 体験者からのメッセージ

   第3部 交流

参加申し込み: PDFファイルのチラシにあるURLかQRコードの申込フォームで申し込むか、

        PDFファイルにある申込書をFAXで送ってください。

申込締切:   11月16日(ただし定員になり次第締切)  

問い合わせ:  非行克服支援センター (電話、メールアドレスはPDFをご覧ください)

ダウンロード - attachment20and20development202024.11.24.pdf

 

2024年10月11日 (金)

「道徳と教育」部会のご案内

教科研「道徳と教育部会

 日時 2024年10月12日(土)14時~17時
 場所 教科研事務所     (東京都新宿区築地町19 小野ビル2F)
     ※オンライン参加も可能なハイブリッド開催
 

テーマ その子のあらゆる可能性に開かれた教育実践
     ――原田真知子と大江未知の実践を比較する

 報告者 奥平康照さん(教科研常任委員)
 連絡先 櫻井 歓さん(教科研常任委員) 
 教科研HP https://kyoukaken.jp/204525

2024年10月 3日 (木)

東京賢治シュタイナー学校 学校祭のお知らせ

会員の方から情報提供がありました。

 

小学部開設25周年記念学校祭

 

日時:2024年10月27日(日) 9:30-15:00

会場:東京賢治シュタイナー学校(立川市柴崎町6-20-37)

内容:パフォーマンス 岩手の民舞、アイヌ民族の踊りほか

   遊び・展示   ワークシップ、謎解きほか

   模擬店     焼き菓子、有機野菜販売ほか

入場無料・予約制   (詳しくは学校のHPから)

   https://tokyokenji-steiner.jp/lp/school-fes2024/

生きづらさを抱える若者に関する講座および相談会のお知らせ

会員の方から情報提供がありました。

 

狛江市令和6年度第1回生きづらさを抱える若者に関する講座および相談会

 

「大人への出発 思春期の心と体と性の話」

日時: 2024年10月19日(土)

    14:00~15:20   講演会

    15:30~16:30  個別相談会

会場: 狛江市役所防災センター3階会議室

講師: 水野哲夫さん(“人間と性”教育研究協議会代表幹事)

定員: 講演会 先着30名   個別相談 先着5名

参加費:無料

申し込み: 10月10日までにQRコードから電子申請するか、

                 狛江市子ども若者政策課03-3430-1111(内線2312)へ電話

企画運営:   NPO非行克服支援センター

 

 

 

 

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