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2024年9月28日 (土)

多摩「教育」読者の会10月例会のご案内

『教育』10月号には9月例会は「9/28(土)」とありますが、これは事務局への私の連絡ミスによるものです。正しくは「9/26()」で、すでに終了しています(ご指摘してくださった方、ありがとうございました)。次の例会は10月例会です。

 

9月例会の参加者は5名でした。

 特集1に関連して、どのように子どもたち同士、教員同士、子どもと教員がつながっているかということが話題になりました。職員室ではベテランと若手をどうつなげばよいのかという話になり、失敗を見せればよいという話もあったが最近はそれでうまくいくとは限らないという意見や、答えられることを尋ねるところから言葉のやりとりを積み重ねていけばよいのではないかという意見が出されました。

 特集2については、自己表現を追究する教科や教育活動のあり方が話題になりました。押谷論文に関連し、書写教育がどのように行われているのかといった経験が紹介され、音楽などでも技術性を追求するならば専科教員を導入した方がよいのではないかという意見や、子どもをトータルに把握してこその表現活動なので小学校では教科担任制にしない方がよいのではないか、そもそも副教科として位置づけられている教科の目的は何か、といった意見が出されました。

 また、資格取得をめざす専門学校のような機関では、教養系の科目担当教員より技能系の科目担当教員の方が存在感をもっていること、そうした教員はコンテストに向けた部活動のような取り組みでも指導にあたるため、生徒との距離を近づけやすいこと、技能系の教員にも「ついてこられる生徒をひっぱっていく」タイプと「なかなかついていけない生徒をフォローする」タイプがあり、両者の組み合わせによってバランスがとれること、などが紹介されました。このような学校では技能の獲得をつうじてキャリア教育としての自己表現がなされる一方で、進路が定まっていない小学生の段階ではキャリア教育という目的は想定されておらず、「私の夢」といった作文程度であるといったことも報告されました。

さらに鈴木論文に関連し、オイリュトミーのような表現活動や卒業論文作成をつうじて、自己表現に温度差があった生徒も成長していき、卒業後に開花する事例もあるといったことが紹介され、成果を急がずに「水やりをしていく」教育活動の意味が語られました。

 

 

 10月例会は以下のとおり行います。12月例会までは、第4木曜を予定しています。

 

日時:1024(木) 18:0020:00

会場:一橋大学第一研究館1F小集会室

   https://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/campus/index.html 

   建物配置図の18番です。12番の図書館(時計台)正面からアクセスしてください。

テキスト:『教育』202410月号

(特集「学習指導要領体制をのりこえる」「地球沸騰化時代のわたしたち」)

    

 事前の出席連絡は不要ですので、ご都合がつく方は気軽にご参加ください。

 

 

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