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2017年5月12日 (金)

多摩「教育」読者の会5月例会のご案内

4月例会の参加者は4名と少なめでしたが、近年の教育改革動向や学校現場についての見聞をもとに特集テーマを話し合う機会となりました。また、他の読者の会に出席している会員もおり、参加者が会を横断することによって、参加者の問題意識に厚みが加えられるようになることが期待されます。

第一特集「『教育の良心』を引き継ぐ」では、初めに藤田論文のモチーフとなった、戦後創刊号に立ち返る今日的意義は何なのか、という問いが出されました。そして戦後に『教育』が復刊した1951年と現在の異同について話し合われました。その中で、全体主義が強まっている中で、将来への希望を託せるものとして「教育の良心」に可能性を見出そうとしているのではないか、といった意見が出されました。また、「『教育の良心』の存在を確認し、表明するだけでは、現在の事態に対応できない」とする5月号掲載の誌面批評に言及しながら、「教育の良心」といった意識面を強調することで、全体主義的風潮に対抗できるのかという問いが出されました。この問いを受け、「『教育の良心』をそのような分断を超えた理念へと鍛えあげるために」は、倫理とか責任とかいった点にどのように焦点をあてるのがよいのか、といったことが話し合われました。

参加者からはオルタナティブスクールの現況が報告され、生徒に寄り添うことと、建学の精神を貫くこととで矛盾が生じた際、どのようにふるまうことが「教育の良心」といえるのか、といったことも話し合われました。さらに特集では「教育の良心」の担い手はもっぱら教師が想定されているようにみえるが、「教師の良心」ではなく「教育の良心」である以上、必ずしも教師や学校教育だけで問われる論点ではないのではないか、といった指摘もなされました。

第二特集「What about 小学校英語?」については、英語の教員や現役の小学校教員が参加者に含まれていないこともあって、ほとんど言及されずに終わりました。が、他の教育研究団体で活発に活動している方の論文が掲載されているといったことが、特定の教科の授業研究にあまり立ち入ることが多くなかった『教育』の企画としては注目される、といった意見がありました。

 

 5月号の特集は「部活動の深い悩み」「検証・ブラックな学校」です。

 部活動はここ数年、急速に注目を浴びるようになってきました。その原因の一つとして考えられるのは、部活動における学校事故が目立つようになったことがありますが、もう一つには、部活動が教職員のワークライフバランスを著しく偏ったものにしているという主張が聞かれるようになったことがあります。部活動の効用と弊害についてはさまざまな意見があって、まとまった議論をすることの難しさがありました。教師をとりまく環境だけでなく、子どもをとりまく環境の変化が部活動に対する見方の変化を促しているのかもしれません。とすると「部活動そのものを語る」だけでなく、「部活動をとおして○○を語る」ことが必要となってきます。

第二特集は四月号の教師特集とはまた違う角度から、教師をとりまく状況について考えてみます。第一特集と関わりの深いテーマでもあります。428日には、文部科学省の教員勤務実態調査(平成28年度)の集計(速報値)が発表されましたが、なかなか教師の勤務条件・職場環境が改善されないままになっている状況が窺えます。数字で表せないブラックさや、それを生み出す原因について考えてみましょう。

 

日 時: 525日 (木)18302100

場 所: 一橋大学 職員集会所

素 材: 『教育』 5月号

 

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5月例会はいつもどおり第4木曜(5/25)です。第3木曜に変更しようかという話もありましたが、予定どおり第4木曜に開催します。

6月例会も第4木曜(6/22)に一橋大学職員集会所で開きます。7月例会は会場の都合で、第3木曜(7/20)に一橋大学第一研究館1Fの小集会室で開きます。第一研究館には、西キャンパス正門入って正面にみえる時計台(図書館)の建物に入り、右に延びる廊下を進んで建物の角で曲がります。そのまま進むと渡り廊下で第一研究館に接続しています。小集会室は渡り廊下からすぐですが、この渡り廊下からは夜間は職員証がないとアクセスできません。図書館正面入口から来てくださるようお願いします。

*教科研フォーラム2017  (参加費 500円)

 520() 子ども・若者、ジェンダーと社会 於:東京家政学院大学

 617() 教師・学校・地域と教育改革

 715() 学習指導要領改訂と学力     於:東京家政学院大学

*教科研全国大会(滋賀・近江八幡市) 

 日時  810()12日(土) 

 会場  近江兄弟社中学校・高等学校 

     最寄り駅はJR近江八幡駅です。駅前と会場を結ぶエリアに宿泊施設がありますが、それほど多くありません。近江八幡周辺で宿泊をとれない場合、JRで数駅先の草津駅周辺に宿泊することになります。早めに予約することをお勧めします。

 

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