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2017年2月

2017年2月27日 (月)

多摩「教育」読者の会3月例会のご案内

2月例会の参加者は5名でした。やや高めの年齢構成となりましたが、自ら触れてきたり考えてきたりした体験・知見に基づき、活発な意見交換がなされました。

第一特集「保育と子育ての教育学」については、大宮論文の基調に対する共感がまず示され、保育-子育て-学校教育に通底する、ケアの大切さについてひとしきり意見交換がなされました。同時に「保育のいま・ここ」で記された実践から浮かび上がってくる子どもと保育の様子にも共感が示されました。そして箕輪論文や小尾論文で指摘されているような、保育士不足に由来する、保育労働のブラック化や質の低下といった問題に言及がなされました。

第二特集「先走る教育技法」については、藤井論文の「PDCAからPDSAへ」という提案に共感しつつ、CheckStudyに変更するというより、「PDCAからCAPDへ」と考えるべきではないか、という意見がだされました。これは第一特集の井内論文が提起する「「PDCAではなくCDPA」という発想に近いといってよいでしょう。また守屋論文については、アクティブ・ラーニングをどう考えるかという点で、201611月号の特集にも言及がなされました。そしてアクティブ・ラーニングが理念レベルで持っている可能性と、実際に学校現場で運用される実態レベルでの問題性のギャップをどう評価するかで議論がなされました。そのうえで、文部科学省-(都道府県-市町村)教育委員会-学校と現場に近いレベルへ政策がおりていく過程でどんどん硬直化していくことの問題点が指摘されました。

 

 3月号の特集は「悲しみと切り結ぶ教育と学校」「ホントはこんな教育・こんな世界にしてみたい」です。

東北大震災から6年、熊本地震から11ヶ月が経とうとしています。教育という場での悲しみとの向き合い方を考える一方で、夢のある教育について語り合ってみましょう。

 

日 時: 3月23日 (木)18302100

場 所: 一橋大学 職員集会所

素 材: 『教育』 3月号

 

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4月例会はいつもどおり第4木曜(4/27)です。

*教科研三月集会(滋賀) 17:00から全国委員会、翌日10:00から大会実行委員会

 日時  325() 13:30

 会場  近江兄弟社中学校・高等学校

 参加費 500円 

第17回 「非行」を考える全国交流集会のお知らせ

会員の方から情報提供がありました。

第17回 「非行」を考える全国交流集会

期日: 2017年3月18日(土)~19日(日)

会場: さわやかちば県民プラザ(千葉県柏市柏の葉4-3-1)

全体集会  3月18日 13:00~15:30

  講演 「子どもたちはどんな社会を生きているのか -現代の希望と不安をめぐって-」

        土井 隆義(筑波大学教授)

分散会  3月18日 16:00~20:30、 19日 9:30~11:30

        体験を語る  当事者・親

分科会  3月19日  12:30~16:30

参加費: 一般 6,000円 (一日のみ 4,000円)

      学生・未成年  半額

主催: 「非行」を考える全国交流集会実行委員会

後援: 千葉県・東京都・埼玉県・柏市・千葉県教育委員会・柏市教育委員会・日本子どもを守る会・NPO法人非行克服支援センター



詳細はPDFファイルをご覧ください。

「17th_meeting_2017.3.18-19.compressed.pdf」をダウンロード

2017年2月16日 (木)

開かれた学校づくり全国交流集会のお知らせ

会員の方から情報提供がありました。

 

17回『開かれた学校づくり』全国交流集会in東京

 

2017年2月18日()~19日()

 

大東学園高等学校(東京都世田谷区船橋7-22-1)

 

 

 

後 援   世田谷区、世田谷区教育委員会  

 

参加費   一般           500円 

 

      教職員・研究者    1,000円 

 

      小・中・高校生、大学生    無料

 

 

 

2月18日(土) 14:0017:00

 

 大東学園の三者懇談会

 

 シンポジウム「三者協議会や生徒会活動で何を学んでいるのか」

 

(大東学園高校、旭丘高等学校)

 

 

 

2月19日(日) 10:00~12:00 13:00~16:00

 

第一分科会『生徒参加の学校づくりと主権者教育』

 

第二分科会『地域・学校と子どもの成長』 

 

第三分科会『開かれた学校づくりの研究交流』 

 

詳細は添付ファイルをご覧ください。

「17.pdf」をダウンロード

 

 

 


多摩「教育」読者の会2月例会のご案内

1月例会の参加者は大学院生を含む7名でした。小学校教員・大学教員・高校スクールソーシャルワーカー・オルタナティブスクール関係者など、多様な立場から子どもの「周辺化」について語りました(誤植の指摘もありました。ありがとうございます)。

内山論文で語られる「ポジション取りの時代」、山下論文がいう「ゆとりなき超多忙な学校」、加茂・石本論文で言及されている「発達障害という困難」といった語を出発点として、それぞれの情報と問題関心を持ち寄りました。

 

 2月号の特集は「保育と子育ての教育学」「先走る教育技法」です。教育社会学で就学前教育の重要性が指摘される一方で、保育の現場をとりまく実態はとても厳しいものとなっています。保育従事者の給与引き上げ策や度重なる「保活」報道は、保育従事者の勤務条件の切り下げとブラック化や、保育の確保の困難を表しています。昨年8月には「保育所保育指針の改訂に関する中間とりまとめ」が提出され、幼稚園教育要領の改訂作業とともに、保育の内容についての見直し作業がすすめられています。保活のためのペーパー離婚も語られるような状況で、どのような保育指針の改訂が行われるでしょうか。

1月号に続き、子どもと子どもを取り巻く環境に光をあて、教育と社会のあり方を考えてみましょう。

 

日 時: 2月16日 (木)18302100

場 所: 一橋大学 職員集会所

素 材: 『教育』 2月号

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*3月例会はいつもどおり第4木曜(3/23)です。

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