多摩「教育」読者の会12月例会のご案内
11月例会は、54年ぶりの11月積雪に見舞われ、キャンセルが相次ぐ一日となりました。
例会の参加者も2名と限られましたが、第二特集「親と教師は出会えるか」と第一特集
「アクティブ・ラーニング!?」をつなぐ教育実践の可能性について、事例に即して語り合いました。「ひらかれた学校づくり」の一つのかたちとしての三者協議会と、「学びの共同体」の一つのかたちとしての授業実践とは、どのように位置づけられるのか、といったテーマです。これらを束ねるものとして、「なぜ学ぶのか」(最近の改革動向の表現を用いれば)「どのような資質・能力を身につけ(させ)たいのか」という問いを、学校関係者がどのように共有できるのか、といったことを話し合いました。
12月号の特集は「『反知性』社会と教育」「ジェンダーで見つめる」です。世界各地で、既存の政治勢力に対し、エスタブリッシュメントの判断は要らないとNOをつきつける選挙結果が出ています。単に「知的権威やエリート主義に対して批判や懐疑の立場をとる」だけでなく、「思考や応答を拒否し『決めつけ』る態度や風潮が日本でも高まっています。けれどもそうした姿勢は私たちと無関係のものとして簡単に非難すべきでもないでしょう。「家族などの親密な関係により営まれる日常の暮らしのなかで」矛盾をつくりだし、誰かを傷つけているのは、ほかならぬ自分自身かもしれません。こうした問題を話し合っていきたいと思います。
12月例会はいつもより早い第三週に日程が変更されました。お間違えのないようよろしくお願いします。なお、12月は例年、軽食を用意することにしています。今年も軽食をいただきながら話し合う会としますので、ふるってご参加ください。
日 時: 12月15日 (木)18:30~21:00
場 所: 一橋大学 職員集会所
素 材: 『教育』 12月号
========================
*12月は第4木曜を予定していましたが、会場担当者の都合で第3木曜(12/15)開催に変更します。
*1月例会はいつもどおり第4木曜(1/26)に開催します。
*教科研フォーラム2016 -現代社会における教育の基本課題を検討する
12/17(土) 14:00-17:00 学校と教師
報告者:山本宏樹(東京電機大学)、前田恒久(千葉・高校)
2/18(土) 14:00-17:00
学校統廃合を考える 山本由美(和光大学)
国家と教育-水俣・沖縄・福島で考える 佐藤広美(東京家政学院大学)
会場 :法政大学市ヶ谷キャンパス富士見坂校舎3F教職課程演習室
参加費:500円
最近のコメント