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2016年3月 9日 (水)

多摩「教育」読者の会3月例会のご案内

2月例会は9名の参加がありました。久々の参加者を含めて3大学から大学生2名、大学院生1名が集まるなど、先月に続いて活気ある例会となりました。

 

 特集1「『弱さ』を見せられない社会」については、「共同の原理としての『弱さ』」(「とびらのことば」)に触れながら、本特集で扱われている「弱さ」にはいくつかの種類があるのではないかという問題提起がありました。それを受けて「弱さ」とはweaknessなのかvulnerabilityなのか、といった問いも出されました。特集タイトル「『弱さ』を見せられない社会」でいう『弱さ』は、個人の内にあるweaknessでもありvulnerabilityでもあるでしょう。他方、「『弱さ』を見せられない」ということ自体は、社会がvulnerabilityを抱えている状態を示しています。個人の内にある「弱さ」を受けとめ、認め合うことの大切さを説く守屋論文に対し、竹内論文は「弱さ」を個人に内在するものとして考える限り限界があるとして、「流行りの『弱さの無条件の肯定』論には、疑問を抱く」と主張します。

 弱さ(weakness)をネガティブなものと位置づけたままそれをどう受容するかという議論に対し、<弱さ>は強さに転換しうると主張するのが岡田論文です。ロボット工学からのユニークな提起を教育学・教育実践がどれだけ引き取れるかが問われているかもしれません。これに関連して、フォロワーシップとは何かという議論で盛り上がることになりました。

 特集2「貧困のなかの子どもと学習支援」については、貧困問題そのものに焦点をあてるのではなく、「これまでの教師たちの実践的探求の意味を…位置づけ直してゆくことこそ、いま必要なのではないか」(中村論文)への共感が示されたり、「『居場所』のなかで自治的な関係づくりを」(木戸口論文)「学校を居場所に!」(特集1・綿貫論文)との関わりで、ジェーン・マーティンの『スクール・ホーム』への言及がなされたりしました。

 

 3月号の特集は、「原発災害・避難から5年~福島の子ども・学校・地域」「地域に生き、地域をつくる~教科研松本大会より」です。特集2は昨年の全国大会の講演を収録したものですが、両特集とも、地域をつくる・地域で生きるとはどういうことかを考える企画となっています。

 隣接する(?)帝京大学「教育」読者の会では、3月上旬に合宿をする(!)とのことです。多摩「教育」読者の会の長い歴史の中にそのような発想はまったく存在してこなかったのですが、若い世代の勢いと熱気によい意味で「あてられ」ながら、それぞれの地域で「考える」営みを続けていきたいと思います。

 

日 時: 324日 (木)18302100

場 所: 一橋大学 職員集会所

素 材: 『教育』 3月号

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*多摩「教育」読者の会以外の「読む会」の開催情報は、

  教科研HP「連絡掲示板」に記載されています。

 http://homepage3.nifty.com/kyoukaken/ (教科研)

 http://bbs7.sekkaku.net/bbs/zskk.html(連絡掲示板)

 教科研HPは大幅にリニューアルしようという構想が出ています。ご意見が反映される好機ですので、アクセスしてみて思うことがあればどんどんお寄せ下さい。

 

*4月例会も、第4木曜(4/28)に開催します。

 

*教科研3月集会

 日時: 326() 1417

 会場: 大東文化大学

 テーマ: 地域・民主主義・主権者教育

 

*全国大会の日程変更

先月の例会案内では、81012日とご案内しましたが、879日に日程が変更されました。

会場は東京都板橋区の大東文化大学のままです。

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