多摩「教育」読者の会10月例会のご案内
雨の中開かれた9月例会の参加者は4名と少なめですが、いつもより長くまで話しこむこととなりました。
特集1については、スタンダードなるものが蔓延している状況をどう考えるかといった問いがだされました。そして、逸脱を生み出す存在としてのスタンダードそのものが問題なのか、それともスタンダードを誰が設定するのかが問題なのか、という議論がなされました。そのうえで、教師を「真理の代理人」ではなく「真理の発見を手助けする専門家」と再定義する福島論文は、宗像誠也や佐貫浩の議論と異なっているのかどうか、「学界の共有財産」を子どもに分かち伝えるうえで、昨今話題のアクティブラーニングといった教育方法とどのように結びつきうるのか、といった意見もだされました。
特集1でも特集2でも、話し合って意見をたたかわせる実践が紹介されていました。18歳選挙権が認められ、こうした授業が増えることが予想されますが、「政治的中立」という名のもと、授業のあり方が方向づけられてしまう可能性をどう考えるべきか、という問いもだされました。
10月号の特集は、「『承認不在』社会と子どもたち」「いま、特別支援学校は」です。貧困状態で支援の手が届かないだけでなく、自尊感情を損なった状況にある子どももまた、承認の不在に苦しんでいます。子どもたちの姿と望ましい社会のあり方を考えてみましょう。
日 時: 10月22日 (木)18:30~21:00
場 所: 一橋大学 職員集会所
素 材: 『教育』 10月号
========================
*多摩「教育」読者の会以外の「読む会」の開催情報は、
多摩「教育」読者の会のブログ
http://tamatama1284.cocolog-nifty.com/blog/
の他、教科研HP「連絡掲示板」に記載されています。
http://homepage3.nifty.com/kyoukaken/ (教科研)
http://bbs7.sekkaku.net/bbs/zskk.html(連絡掲示板)
*11月例会は、11/26(木)に職員集会所で開催します。
*12月例会は、第三木曜(12/17)に開催します。
最近のコメント