7月例会のご案内
6月例会の参加者は5名でした。
特集1については、教科書における歴史認識の記述のあり方、昨年1月の教科書検定基準の改定、慰安婦の記述の欠落、この夏に行われる中学校教科書採択をめぐる動向など、議論は多岐にわたりました。一方では「歴史認識の“逆流”」(大日方論文)が、他方においては「歴史感覚の薄さ」が広がる中で(中西論文)、「歴史認識の共通基盤の拡大」は具体的にはどのように展望できるのだろうか、という問いが出されました。
特集2についてはあまり時間をとれませんでしたが、特集1の早川論文・寺島論文ともあわせて扱いました。この中では「いのちの大切さを学ぶ」のは性教育や出生をめぐるふり返りに限られるのだろうか、という問いが出され、天沼論文が言及している「1/2成人式」についても意見交換がなされました。
7月号の特集は、「子どもの学校体験物語」「民族問題と多文化共生に向き合う」です。「多様な教育機会確保法(仮称)」法案が超党派の議員立法として国会に提案されようとし、「学校」(いわゆる一条校)が独占してきた普通教育の機会が多様化されようとしています。こうした動きの中、「学校」で生じているさまざまな形での疎外・逸脱・周辺化・排除がどう変わっていくのでしょうか。今の現実を見すえるところから始め、教育と社会のあり方について意見を交換しましょう。
日 時: 7月23日 (木)18:30~21:00
場 所: 一橋大学 職員集会所
素 材: 『教育』 7月号
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