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2015年6月

2015年6月17日 (水)

多摩「教育」読者の会6月例会のご案内

5月例会の参加者は6名でした。

はじめに、特集1の矢内論文が「新自由主義の暴力的構造」からの「解放の物語」とは具体的にはどのようなものか、という問いが出されました。参加者からは、狭い人間関係の中では悩みを語ることができない難しさがあるとか、「生きづらさ」は女性だけでなく性的少数者にも光をあてて考えた方がよいのではないかとかいった意見がだされました。

特集2の松下論文については、教師が自らの道徳観を養うために得るところは小さくないというのは現実的ではないとか、「国家と国民の一体化にも無頓着」であり、「問題を取り繕うための」ものにすぎないとするのは過小評価だとかいった意見がだされました。これに対して、単なる形骸化路線で「特別な教科」化に向き合う方が現実的ではないといった意見がだされました。また、エリートから大多数の国民まで同じ価値観を持つことを求めているのではないとみなしている点では、新福祉国家論者の道徳教育観とそれほど違わないのではないかといった指摘もありました。さらに、教科指導と生活指導と道徳をめぐって、学校や教師が担うべき役割は何なのかといった問いもだされました。


 6月号の特集は、「問われる歴史認識と教科書」「子どもが性と向き合うとき」です。5月号の特集1・2の続編ともいうべき2つのテーマをめぐり、意見を交換しましょう。

5月例会に引き続き、6月も第3木曜開催とさせていただきます。

 

日 時: 618日 (木)18302100

場 所: 一橋大学 職員集会所

素 材: 『教育』 月号

 

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*教科研全国大会は今年は、
879日に長野県松本市の松本大学(松本駅から松本電鉄で12分)で開かれます。松本市内に各自で宿泊先を早めに確保してください。同じ日程で大きな集会が予定されており、宿泊先の混雑が予想されるとのことです。

*多摩「教育」読者の会以外の「読む会」の開催情報は、

教科研HP「連絡掲示板」にも記載されています。

 http://homepage3.nifty.com/kyoukaken/ (教科研)

 http://bbs7.sekkaku.net/bbs/zskk.html(連絡掲示板)

7月例会は4木曜(7/23に職員集会所で行います。

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