多摩「教育」読者の会1月例会のご案内
12月例会も9名の参加がありました。特に子連れの参加はここ数年でなかったことで、森川さんをはじめ何名かの参加者が用意してくださった食事タイムをはさみ、活発な議論が行われました。
はじめに特集1「高校で変わる未来」について議論が行われ、横井論文が提起している「学びの空洞化」とは具体的にどのようなことをさすのか、どの程度進行しているのかという問いが投げかけられました。そして「学びの空洞化」は、他の論文でとりあげられている地域の中での存続に取り組んでいるようなところや有名進学校ではなく、中位層の高校で起きているのではないかという指摘がありました。また、高校制度改革が各地ですすむ一方で、教育課程そのものが塗り替えられようとしているのではないかという意見も出されました。さらに岩本論文については、学校と地域がつながるときに、こうしたコーディネーターといった媒介者を置くことが必要なのかという問いも出されました。
特集2についても意見が出されました。市民一般の科学リテラシーについてはほとんど議論になりませんでしたが、大学院生2名が参加していたこともあり、高等教育機関の就職市場に関する現状が話題となりました。あまり明るい議論にはならなかったのですが、日頃陽の目をみない話題に光があてられたといえるでしょう。
1月号の特集は「人間としての教師へ」「老人と子ども」です。「教育実践を語り合う術を交流していくことこそ、危機に瀕する日本の教育をたてなおす希望となる」「お矢たちの世代には多忙と生きづらさが色濃い現代にあって、子どもと老人の新たな関係とそこから生まれる豊かな可能性に光を当ててみたい」という企画の趣旨にどれだけ共感することができるのか、語り合ってみましょう。
日 時: 1月22日 (木)18:30~21:00
場 所: 一橋大学 職員集会所
素 材: 『教育』 1月号
*多摩「教育」読者の会以外の「読む会」の開催情報は、
教科研HPから「連絡掲示板」にも記載されています。
http://homepage3.nifty.com/kyoukaken/ (教科研)
http://bbs7.sekkaku.net/bbs/zskk.html(連絡掲示板)
*2月例会は第3木曜(2/19)に職員集会所で行います。
いつもより一週早いのでご注意ください。
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