多摩「教育」読者の会1月例会のご案内
12月例会は初参加の方を含め、8名の参加がありました。
話は第2特集の「子どものネット依存とLINEの
世界」に集中し、スマホの普及が中高大学生に及ぼしている影響について、現職教員を中心に語られました。学校での人間関係が学校という空間を超えて昼夜問わず続くことの窮屈さについて、論文の内容に共感する一方、物理的距離を超え、同じ学校の友人という
関係を超えたつながりをつくれる可能性も指摘されました。他方、顔がみえない中で築かれた関係が引き起こすトラブルについても言及され、「大人は人間関係を割り切ることができるけれども、子どもはなかなかそうはいかない」「確かに便利なツールであるが、子どもに簡単に委ねてよいものか」「技術面では大人よりも精通しているので大人が指導するのは限界がある」などといろいろな意見が出されました。
後半は、昨年末にならって、寿司・サンドイッチなどをつまみながらの歓談タイム。雑談でよいかと思ったのですが、第二特集論議は続き、最後は日本の英語教育政策に話が及んで、いつも以上に濃厚な一時となりました。
1月号の特集は、「現代の思春期と中学校」「高校の特別支援教育」です。
12月号に描かれているような窮屈さを抱える半面、「中学生の躍動する生気と可能性を明らかに」(とびらのことば)することができれば、と思います。また、特別支援教育が必要な子どもたちは、特別支援学校だけでなくほとんどすべての学校に存在する現在、第二特集のテーマはすべての学校関係者が向き合うことを求められている課題でしょう。
学校教育の可能性と課題をさぐる機会としたいと思います。
日 時: 1月23日 (木)18:30~21:00
場 所: 一橋大学 第一研究館1F小集会室
(職員集会所ではないので注意!)
西キャンパス正門から正面に見える時計台(図書館)の建物に入り、廊下をすぐ右折してください。
建物の角で道なりに左に曲がり、渡り廊下を越えた右手に小集会室があります。
http://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/campus/index.html
(第一研究館と図書館の間にある渡り廊下は、夜
間は電気ロックがかかります。図書館正面入口
から来てください)
素 材: 『教育』 1月号
連絡先:中田 042-580-8490
* 2月例会は第4木曜(23日)に同じ小集会室で行います。3月例会からは職員集会所で行う予定です。
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