多摩「教育」読者の会9月例会のご案内
7月例会の参加者は9名でした。公私の高校教員、スクールソーシャルワーカー、NPO職員、元小学校教員、市民、院生、海外大学教員と多彩な顔ぶれで、経験やバックグラウンドが異なるメンバーによる議論となりました。
特集は「地域、子どもが生きる場所」でしたが、7月号の論文に則してというよりも、参加者の周囲にいる若者の生きにくさについて、具体的事例に即しながら語り合いました。その中で、若者に学校教師がよりそうことの難しさも指摘されました。若者が生きる生活世界とおとなの間の関係・距離をリアリティと希望をもって考えてゆくという課題が残されたように思います。
また、十分な議論はなされませんでしたが、特集タイトルにある「地域」とは何か、という問いも出されました。教育運動でよく語られる「地域」ですが、その言葉が指すものは一様ではありません。若者の成長において地域が果たす役割も、若者のリアリティに即して考えていく必要がありそうです。
9月号の特集は、「政治主義を超える道徳の課題」「体罰はなぜなくならないのか」です。
国レベルの政策では道徳の教科化が推進されようとしています。他方、若者を中心に排外主義的な過激発言がなかなか止まず、社会問題化しているという現実もあります。スポーツの国際試合における応援のあり方も最近では政治問題化することがみられます。
こうしたありようにたいして、教育は何ができるのか、社会人としてこうした動きにどう向き合うべきなのかを考えてみたいと思います。
日 時: 9月26日 (木)18:30~20:00
場 所: 一橋大学 佐野書院
(いつもの職員集会所ではないので注意!)
佐野書院…国立駅から大学通りを西キャンパス沿いにあるき、正門をそのまま通過して、キャンパスの角で右折してください(標識があります)。50mほど路地に入った右側にあります。
http://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/campus/index.html
(23番が佐野書院です。キャンパスの外にあるので注意してください。また施設の規定により、終了時刻はいつもより1時間繰り上がります)
素 材: 『教育』 9月号
連絡先:中田 042-580-8490
*8月は全国大会が開催されるため、例会は休みです。
猛暑の中、大阪の英真学園で開催されました。
*10月例会は第4木曜(24日)に開きます。
*9~12月は職員集会所を使えないため、例会開催場所を変更します。10~12月は、一橋大学第一研究館小集会室を予定しています。
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