多摩「教育」読者の会6月例会のご案内
5月例会の参加者は7名でした。
特集内容については、まず「授業の新しい質を」問いたいという第一特集の趣旨に対し、「そもそも授業は、教師-生徒の権力関係が成立する以上の場にはなりえないのではないか」といった問題提起があり、「対立という構図を作るところにとどまり、対立から深めるところにまで到達している授業が実際にはどれぐらいあるのか」といった疑問が出されました。
「教師の解釈を最後に提示するということでよいのか」「教師の解釈も一つの解釈として相対化できるようであればかまわないのではないか」といった議論がありました。また、第二特集ともあわせて、「地域の教材化といっても、地域に関する情報を扱っただけというのと地域を学ぶということでは違いがあるのではないか」「教材の道徳化がすすんでいるのが気になる」「今さら、教師を真理の伝達者と規定する意味はないのではないか」といった意見もだされました。
論点は多岐にわたったので、一つ一つを深めるには至りませんでしたが、高校教員が出席していたので、教師からみた授業の意味について皆で検討する機会となりました。
6月号の特集は「『安倍教育改革』批判」です。第一・第二と特集を分けず、昨年7月号以来の、総力をあげての政策分析です。
「安倍政権は、教育の現状をまともに分析しているのだろうか」という「とびらのことば」が投げかける問題提起は、政権担当者だけでなく、他ならぬ我々にもあてはまるように思います。授業の現状については
5月例会で議論したので、6月例会では教育改革の現状について分析したいと思います。
日 時: 6月27日 (木)18:30~21:00
場 所: 一橋大学 職員集会所
素 材: 『教育』 6月号
連絡先:中田 042-580-8490
*7月例会も第4木曜(25日)に開催します。
*8月は全国大会が開催されるため、例会は休みです。
*9~12月は職員集会所を使えないため、例会開催場所を変更します。
9月 …一橋大学佐野書院
10~12月…一橋大学第一研究館小集会室
を予定しています。
*今夏の全国大会は8月9~11日に大阪の英真学園
で開かれます。
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