フォーラム「戦後民間教育運動を問う」のお知らせ
会員の方から情報提供がありました。
フォーラム 戦後民間教育運動を問う
―なにをどう受け渡し、なにをどう引き継ぐか―
発起人 竹内常一 藤岡貞彦 堀尾輝久 茂木俊彦
この度、戦後民間教育運動に参加してきた21名の教師の聞き取り(『季刊人間と教育』所収)が、野々垣務編『ある教師の戦後史―戦後派教師の実践に学ぶ』(本の泉社、2012年11月)として刊行されました。
この出版を機縁にして、私たちは「戦後民間教育運動を問う」というフォーラム下記のように開くことを計画しました。
現在、意図的に仕組まれてきたといってよい教職員の世代交代が大規模にすすみつつあります。この世代交代は、いうまでもなく教育基本法の改正(2006年)、3・11と原発事故被災(2011年)、そして改正教育基本法の具体化としての安倍「教育改革」と並行して、また子ども・若者における社会的・教育的排除と格差・貧困の拡がり、そして教職員の無意味な過重労働による疲労困憊という事態をまえにして進んでいます。
こうしたなかにあって、私たちは戦後民主主義教育を引き継ぎながらも、若い世代とともに家族と地域と世界の新しい苦難に立ち向かう教育の思想と実践を創造するという課題を引き受けることを求められています。これが「なにをどう受け渡し、なにをどう引き継ぐか」というサブテーマの意味です。
これをきっかけにして、老若の世代、さらに若い教員志望の世代が戦後民間教育運動の生み出してきたものを確かめ合い、新しい教育伝統の創造と世代継承をめぐる論議がこのフォーラムの外にも広がることを期待しています。
●日時 2013年3月2日(土) 第Ⅰ部 午後2時~5時
第Ⅱ部 午後5時半~7時半
●会場 法政大学市ヶ谷キャンパス 富士見坂校舎1F 遠隔講義室
(会場案内図や連絡先は添付ファイルをご覧ください)
●プログラム
第一部 ①「戦後民間教育運動とは,なんであったか?」
発題 藤岡貞彦、竹内常一
②「なにをどう受け渡し、なにをどう引き継ぐか?」
発言予定者 小寺隆幸 篠崎純子 宮下聡ほか
第二部 懇親会+意見交換会
参加予定の聞き取り対象者 小島政夫 佐藤叔子 竹内功 近津経史
中村誠一 松本美津枝
●参加費 3,500円
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